ワインのお店

2009年 モスト&シュトゥルム祭り(グンポルツキルヘン)

今年も2009年モスト&シュトルム解禁に、ウィーン近郊のワイン名譲地グンポルツキルヘンを訪問しました。
チロルの民俗衣装が似合うチロル出身の友人シンディーが「明日は特別なイベントがあるの、ログマイヤーがブドウ畑で、シュナップス(蒸留酒)を造るそうよ」と、「ログマイヤーさん?」と尋ねるといつもお世話になっているタクシーの運転手の方と分かり更に数軒先のホイリゲのオーナーとも分かり二度びっくりしました。
3000人の小さなワイン産地では皆さん何かしらワインに携わっているのですね。
モストとはワインになる前のぶどう果汁100%で、シュトゥルムとは発酵途中のにごりワインを言います。これらは、ぶどうの収穫が終わった後新酒解禁日までの9月~11月に味わえる秋の風物詩として地元ウィーンを始めオーストリアの人達に楽しまれています。ワイン農家が自家製のワインと料理を提供するホイリゲやグンポルツキルヘン~バーデンの通称ワイン街道沿いにはこの季節期間限定のモスト小屋が並びます。
ログマイヤーさんのブドウ畑にお邪魔しました。
入り口には赤い旗がたなびき、一目でそれと分かりました。
ブドウ畑に囲まれた、イベント会場はホイリゲが引越ししてきたかのようで、今年の収穫とモスト解禁を祝うムードがいっぱい。
解禁したばかりの2009年モストとシュトルムに自家製のワインと自家製のお料理を味わいながら、ぶどう畑を眺め楽しめます。テーブルや椅子のほか干草の上に敷物を敷いた特製のクッションもあり、秋の香りがいっぱいしてきます。
会場ではシュナップス作りも始まり、集まった人たちが蒸留機を珍しそうに眺めてながらモストとシュトルムを味わいながら談笑しています。
さっそく私たちは2009年のモストをいただきました。
ぶどう品種はグリューナ・フェルトリーナで、新緑のような淡いグリーンと黄色で、洋ナシや青いリンゴのような香りがしています。しばらくすると少し熟成が始まっているのか甘いぶどうの香りがしてきました。
今年もぶどうは甘くて、とってもよさそうですね。
来年瓶詰されワインになるのが楽しみです。
干草の上でモストやシゥトゥルムを楽しむ家族や、犬の散歩の途中に立ち寄ったおじいちゃんがジョッキに入ったシュトゥルムとパンでお昼ご飯を食べたり、カップルで仲良くでシュトルムを味わい、秋晴れのブドウ畑でこの時期だけの貴重な味わいを楽しんでいました。

今年もモスト解禁の時期に、秋の紅葉が始まったグンポルツキルヘンを訪問することができました。
いつも温かく迎えてくださる、なじみのホイリゲや醸造家の人びとに再会出来た、幸せな思いと離れがたい想いが交錯しながらグンポルツキルヘンを後にしました。
季節の折々にブドウの成長とワインの醸成とそれを育んでいる人びと接することの出来る愛らしいワインの名譲地グンポルツキルヘン。
来年も是非訪問したいとおもいます。

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